ホトキュアTFL 無電極紫外線発光装置の特性
 

■高効率・高出力

入力エネルギーの大部分は紫外線となって発生します。
これらは従来のアークランプと比較してみて2倍の発光効率となり、結果として1.5〜2倍の硬化速度が得られます。
また、特殊コーティングの反射板を使用し紫外線反射率を改善しています。
また、お客様の便宜を考え、紫外線出力計をコントロールパネルに組み込んであります。

■ランプの長寿命・多頻度

無電極ランプのため電極の消耗がなくアークランプに比べ2〜3倍の寿命があります。 しかもマグネトロン動作であるためON−OFF頻度によって寿命が左右されません。

■波長域の選択性

短波長に有効な水銀ランプ(Hg)と長波長域に威力を発揮するメタルハライドランプ(Fe)の二種類が用意されてます。
ランプ交換のみで必要な波長域を得ることができます。

■低熱

ワークをいためる原因となります熱は赤外線によって発生しますがマイクロ波方式のための、アークランプと比べ約1/3しか含まれておりません。
さらに近年主流となっておりますコールドミラー式反射板を使用し、もう一段の赤外線除去を行っています。
また、必要な場合にはコールドフィルターと組み合わせでご使用頂くことでより完全な赤外線除去ができます。

■瞬時点灯・低オゾン量

マイクロ波励起のため、わずか5秒で安定した発光となり、主として始動時に発生するオゾンの量は極めて少ない。

■軽量・コンパクト及び自動化

各ユニットの軽量・コンパクト化に成功しました。
特にランプユニットは、従来のマイクロ波光源と比べ構造がシンプルになっているため、片手で持ち運びできます。
電源ユニットも一人で楽に持てます。また装置の運転制御は全てコントロールユニットにより行いますのでお客様の主制御盤より全コントロールが可能となりました。
さらに将来の自動化も考え、コントロールユニットには十分な入出力信号アクセスを設けてあります。

■ランプユニット設置位置無制限

電極式の光源の場合、設置位置(オリエンテーション)に制限があります。例えばランプを鉛直線方向に立てますと、極端に寿命が短くなったり発光が不安定になったりしますので水平方向に設置しなければなりません。
マイクロ波式では発光の原理が違いますので、どの位置に置いても性能に影響がありません。

■十分な安全対策

ランプ出力低下、マグネトロン不良、冷却ファン不良、マイクロ波漏れ等の不具合や故障を検地し自動的に運転を停止(インターロック)します。
さらに不具合の原因をインジケーターによりコントロールパネル上に表示します。

■搬送装置

お客様のご要望に応じいかなる設計・製作も行います。     

 

 
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